大学時代は情報系を専攻。プログラミングや経営工学を学び、システムエンジニアとしてキャリアをスタートする。難易度の高いチャレンジを求めて、フューチャーアーキテクトに転職し、大手食品メーカーの大規模開発プロジェクトで手腕を発揮。同案件が運用保守フェーズに入ったことをきっかけにフューチャーインスペースに出向する。その後も数々のビッグプロジェクトを牽引した。最近のブームはヨガ。長年、苦しまされていた首と肩のこりが少しだけ緩和された。
ITコンサルタントの仕事内容を教えてください
フューチャーインスペースのITコンサルタントが持つ最大の特徴は、仕事に対するスタンスであると私は考えています。一般的なSIerは、お客様からのシステム要件を受けて、それをシステムに落とし込んでいきます。しかし、本来のシステム構築の目的は、お客様の経営課題や業務課題を解決すること。私たちはその目的をしっかりと見据えて、言われた通りの決められたものではなく、「効果を生み出すもの」を創り出していくのです。
プロモーションから、課題の分析、課題解決に向けたITソリューションの企画・設計・開発、そして運用保守……。お客様に伴走して未来価値を提供するフューチャーインスペースだからこそ、私たちITコンサルタントも幅広い業務に関わることになります。お客様のあるべき姿や予算をもとに、着手すべき課題を見極め、自分たちが意思を持って提案していく。そして、強みである技術を駆使して、それらを具現化し、お客様の成功に貢献する。ITコンサルタントのプロジェクトへの関わり方は人それぞれですが、すべてのフェーズにおいて、主体的に価値を提案・創造していくスタンスは、共通のものだと考えています。
仕事の魅⼒・やりがいを教えてください
現在、私は、大手食品メーカーの大規模基盤更改プロジェクトでリーダーを務め、プロジェクト全体のマネジメントを任されています。この仕事が持つ最大の魅力は、裁量が大きく、自らの考えで方向性をコントロールできること。端的に言えば、自分の思い通りに、よりよいものをつくれることです。
一般的に、システムインテグレーションの世界では、当初の計画に対して70%~80%の品質を満たせれば及第点だと言われています。ですが、品質が不十分なものをたくさんつくっても、高い効果は期待できません。よりいいものをつくることができれば、お客様も喜んでくれるし、自分も楽しい。そして、品質によって築かれた信頼が新しい仕事のチャンスにつながっていくからです。だからこそ、私は決して品質に妥協することなく、90%以上のクオリティーを追求したいと考えています。そうした想いを実現していけるのは、お客様に伴走し続けるフューチャーインスペースならではですし、それこそが私たちの付加価値でもあります。かなり、緻密で厳格なマネジメントをしていますので、メンバーたちは少し大変な想いをしているかもしれませんね(笑)。
今後のキャリア形成への考え、⽬標を教えてください
今後の目標は、ITコンサルタントとして自らを高度化していくことです。より成長できる業務・環境に身を置くことで、自らの影響力を高めていきたいと考えています。
日本のビジネスでは、「誰が言ったか」によって、方向性が左右されるシーンが根強く残っています。たとえ、同じ意見であったとしても、上のポジションにいる人や豊富な経験を持つ人が発言することで説得力が増す。本来は立場に関係なく、フラットに受け入れられる環境であるべきですが、現実は理想通りに行かないもの。思い通りに仕事を動かしていくためには、自分が「そこ」に行く方が早いと考えています。
私自身、フューチャーグループに身を置いたことをきっかけに、システムエンジニア時代にはわからなかったことがわかるようになりましたし、経営レベルの視点を身につけることで、より高い視野・視座も養われました。自らがレベルアップしている充足感を得られていることは、私にとって何よりの喜びです。自分の思い通りに、仕事がしたい。いろいろなことにチャレンジしたい。そう願っている人には、最高の環境だと思いますよ。