「どうせ、人生の半分を費やすなら、夢中になれる仕事がいい」「ものづくりを通じて、人の役に立てる人になりたい」という想いを抱いて、フューチャーインスペースへ。風通しがよく、チャレンジの機会に恵まれ、教育・研修制度が充実している点に惹かれた。入社後は、システム開発、運用・保守、業務支援に至るまで、幅広い活躍を見せている。趣味はゴルフ。競技自体の魅力はもちろんだが、ゴルフ場に移動するまでの車中コミュニケーションが密かな楽しみ。
ITコンサルタントの仕事内容を教えてください
経営とIT、業務を三位一体で考え、お客様のあるべき姿をデザインし、未来価値を提供する。フューチャーグループの存在価値を体現することが、ITコンサルタントの仕事です。常に意識しているのは、システムやツールなどのソリューションありきではなく、ビジネスの課題を解決するための提案を行うこと。お客様に言われたことをそのままこなすだけではなく、「それがなぜ必要なのか」「そもそも何のためにやるのか」を突き詰めて、解決策を主体的に考えていくことが求められます。お客様からの要望は「特定の機能が使いづらい」「こういうデータが見たい」という各論になったり、「AIを使ってみたい」という抽象的なものになったりすることがほとんど。その声に応えていくことは、もちろん大切ですが、よりよい価値を生み出していくためには、目的や背景を意識した本質的なアプローチが必要なんです。
仕事の魅⼒・やりがいを教えてください
現在、私はアパレル業界のお客様に向けて、特有の基幹領域を包括したプラットフォームの開発、導入のご提案、ソリューション導入プロジェクトにおける検討・品質サポートを行っています。
この仕事の魅力は、何と言っても、お客様に長く伴走し、ビジネスをよりよくしていくための提案ができることです。一般的な戦略コンサル、ITコンサルが短期間のプロジェクトでのみ、お客様と向き合うのに対して、フューチャーインスペースは提案から設計・開発、運用保守フェーズに至るまで、お客様の課題に長期的に向き合い続けています。ITの本質的な価値は、革新的なシステムを導入することではなく、それを上手に活用し、効果を出していくことです。より上流の工程から伴走支援を行えるフューチャーインスペースのITコンサルタントは、それらを自らの力で実現していける醍醐味と、効果にコミットするからこその厳しさがあると考えています。
伴走者だからこそ得られるデータを基に、ファクトベースで議論を深めていく。そして、突飛なアイデアではなく、課題を解決するために必要な正しい打ち手を提示し続ける。それは、お客様に寄り添い続ける私たちだからこそ、実現できる価値であると自負しています。
私自身、もともと大の勉強嫌いでしたが、ビジネスを発展させるためのインプットはとにかく楽しいです。その点から考えると、入社前に思い描いていた「ずっと夢中になれる仕事」ができているのだと思います。
今後のキャリア形成への考え、⽬標を教えてください
サプライチェーンマネジメント(SCM)の領域で、経営や社会によりよい効果をもたらせる人材になることです。これまで私は、基幹系・情報分析・管理会計などのシステム構築を主に経験しましたが、「これらによって、経営改革や業務効率化につながる正しいジャッジができるのか」というジレンマを抱いていました。SCMは、企業にとっての根幹であり、戦略からオペレーション、製造、販売まで非常に幅広い知識・知見が求められます。今後、さらに自らの知見を広げていくことで、業務の高度化、効率化、省力化はもちろん、経営や社会によりよい効果を与えられるようになれると考えています。
誰もが知っているブランドのお客様を担当していると、百貨店やECサイトなどで商品を見かけるたびに、自分の仕事が持つ影響力を実感でき、喜びを感じることができます。より利益率が高く、ムダのないサプライチェーンを実現するためにはどうすべきか。ECサイトの欠品マークを減らすために、何を提案すべきか。その都度、解決策に頭を巡らせてしまうのは、職業病なのかもしれませんね。