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アドバンスドビジネスグループ
新卒入社5年目
佐藤 匠

一人ひとりの成長が
未来を切り拓く「可能性」になる

自らの成長を誰かのために

 誰かの役に立ちたい。困っている人を支えたい。そんな想いを強く抱いていた佐藤は、大学で医工学を専攻する。そんな彼の運命を大きく変えることになったのが、ITという「可能性」に出会ったことだ。

 「ITの世界に関心を持ったのは、大学でのプログラミング学習がきっかけでした。ITを駆使することで、さまざまな価値を実現できる。医療分野に限らず、自分の可能性を広げていけるのではと感じました」

 就職活動は、IT企業と医療機器メーカーを中心に回った。重視していたのは、ワークライフバランスを取っていけるか。そして、どれだけ成長できる環境であるか。社会人生活は学生生活よりもはるかに長い。仕事とプライベートの双方が充実していないと仕事は続けられないし、成長なくして誰かの役に立つことはできないからだ。

 「とくに重視していたのが、成長という観点です。『自分にしかできない』と胸を張れるものをいくつ用意できるか。私が考える成長を実現できる環境を見極め、選んだのがフューチャーインスペースでした。若手の意見を取り入れる風通しのよさがあること。若手の挑戦を後押ししてくれること。そして、もっとも心に刺さったのが、『保守運用での経験を活かして上流工程に挑戦できること』でした。システムを開発して終わりではなく、保守作業だけでもなく、お客様に伴走し続け、一気通貫でシステムに関わることができる。ここならば、より貢献実感の大きい仕事ができると確信できたのです」

大規模開発プロジェクトに抜擢!

 現在、佐藤はフューチャーアーキテクトを中心とした、大手コンビニエンスストアの大規模開発プロジェクトに参画している。同顧客の保守業務において、価値ある提案を続けてきたことが買われての抜擢だった。

 「このプロジェクトでは、上流工程にあたるグランドデザインから要件定義、設計、開発、テストのすべてを担当しました。お客様の業務を知り尽くし、システムの成り立ちを理解する。保守業務で得た経験をフルに活かせていることを実感しています。お客様の要望を実現するにあたっては、困難の連続。頭を悩まることばかりですが、本当に実現すべきことは何かを整理し、解決策を導き出せた時には、かつてない達成感を得られます」

 佐藤が担当するシステムは、インボイス制度(※)の開始に伴う、消費税の仕入税額控除に関するシステムだ。フランチャイズビジネスにとって、きわめて大切な存在であるオーナーを支援していく。このプロジェクトは顧客のビジネスにとって、非常に大きな意味合いを持っている。

 「仕入税額控除とは、売上にかかる消費税から商品の仕入れにかかった消費税を差し引いて計算することで、二重課税を解消するための制度です。私たちのシステムが原因で1円でも誤差が生じてしまえば、オーナーの皆様に多大な迷惑をかけてしまうことになります。ロジカルに常に先を見据えながら、仮説検証を繰り返し、クリティカルなミッションを全うしようと考えていました」

※インボイス制度=インボイスとは、販売先に対し、税率と税額を正確に伝えるために、従来の請求書に定められた必要事項を追記した請求書のこと。消費税を納付する際に、仕入先などが発行するインボイスがないと仕入税額控除を受けられなくなる。

身の丈を超えて挑み続ける

 自らの仕事で誰かの役に立てている。「この分野なら自分だ」と胸を張れる武器も身につけた。今の自分をつくりあげたのは、「身の丈を超える挑戦」の連続だったと彼は話す。

 「とくに印象に残っているのは、OJTのタイミングでお客様の責任者の前で障害の原因・解決法についてのプレゼンテーションをしたことです。まだシステムに関する理解も浅いタイミングでしたが、私なりに仮説と検証を行い、お客様に納得していただくことができました。今思い出してもシビれる場面ですね(笑)」

 責任あるポジションや、難題にチャレンジする機会を積極的に与えて、若手の成長を後押しする。難題を乗り越えた社員は飛躍的に成長を遂げる。そして、それが会社の成長につながっていく。そんな理想的なサイクルが、フューチャーインスペースの成長の原動力だ。佐藤自身も、仕事のやりがいとは別に会社と共に成長できることを楽しんでいるという。

 「フューチャーインスペースは運用・保守の会社ではなく、価値を創造する会社です。独立の気概も強く、フューチャーグループに頼らない、独自の案件獲得にもチャレンジしています。大手コンビニエンスストアのプロジェクト参画を通じて、得られた大規模開発のノウハウはフューチャーインスペースの今後にとって貴重な糧となるものです。私が得た知識や経験をチームに還元することで、組織に新たな可能性をもたらしたいと考えています」

応募者へのメッセージ

ITといっても、アプリ開発やホームページ制作など、さまざまな仕事があります。ITの会社で一括りにせず、多くの会社を見て回り、仕事内容を知ることから始めてみてください。 そのうえで、ご自身にとって大切なものは何かを整理して「ここで働きたい!」と思える運命の会社が見つかれば、後は行動あるのみです。もし「FISで働きたい!」と思っていただけたなら何より。一緒に「何か」を成し遂げる日を楽しみにしています。

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