事例紹介
▶顧客紹介
明治時代中頃にガラス商として創業。
商業空間や専門店等の企画やデザイン、設計や施工、監理まで一貫して空間づくりを行っています。
商空間の創造を通じて、豊かな社会の実現に貢献することを企業理念としています。
▶課題と対策の概要
業務フローの見直しから、「業務の効率化」「情報の有効活用」「利益を軸とした業績把握」を改革の柱に、基幹系システムの新規開発を行いました。
合わせてシステム運用保守負担の軽減を目的とし、システムインフラとしてAWSを採用しました。
・業務の実態に即していない基幹システム
既存の基幹システムは内部統制を主目的として導入されており、多くの手続きが求められる一方で、業務の実態に即しておらず、Excel等による2重管理が横行し、現場に多大な労力がかかっていました。
情報が適切に管理されていないため、情報活用も十分に行うことができない状況でした。
・オンプレミス環境の運用負荷
従来のシステムインフラは、自社内にて管理するオンプレミス環境であり、各種製品の運用保守作業のため、多様な業務を担うシステム部員の業務時間の圧迫につながっていました。
▶構成の概要
基幹システムおよび関連サービスのクラウド化
基幹システムを中心に監視や連携サービスを含め、AWSサービス(Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)、RDS(Relational Database Service)など)にて構築し、初期構築や設定を簡略化し、導入期間を短縮しました。
これにより、従来のオンプレミス環境におけるシステム運用保守作業を大幅に軽減することができました。
またクラウドベースの開発環境を活用することで、リソースを気にせず迅速に作業を進め、必要に応じてサーバを追加・停止し、コストを最適化することが可能です。
構成図

▶結果と利点
システム開発による業務効率の改善
業務フローや業務ルールの見直しにより業務のスリム化を行い、また、それに適応する基幹システムの実現により、業務の効率が大幅に改善しました。
また、基幹システムにて一連の業務フローをカバー、情報を統合管理することで、情報活用による意思決定を迅速に行うことができる仕組みが実現できました。
システム運用保守負担の軽減
システムインフラのクラウド化による運用保守業務の軽減、および、FISによるシステム全体の運用保守業務のアウトソースにより、システム部門の業務負担を大幅に軽減することができました。
また、基幹システムの継続的な改善の他、様々なサービスの拡充を行っています。