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TOPServiceシステム開発AWSパートナー柔軟な拡張性をもつシステム基盤をAWSで目指す

事例紹介

柔軟な拡張性をもつシステム基盤をAWSで目指すオルビス株式会社様

▶顧客紹介

ビューティーブランドを展開し、スキンケア、メイク、インナーケア商品等の企画‧開発および通信販売、店舗販売を行っています。
誰かと比べることなく自分らしく年齢を重ねていく「スマートエイジング®」という提供価値を基軸に、一人ひとりがもつ多様な美しさが表現された社会を目指しています。

▶課題と対策の概要

FISではAWSで構築された基幹システムの運用保守を実施しています。
オンプレミス環境の時は基盤の運用保守を他社が担当していましたが、AWSへの移行に伴い、基盤を含むシステム全体の運用保守を当社が担当しています。
AWS移行前の環境では以下の課題がありました。

構築課題

  • 災害対策を含む高い可用性

    オルビスの基幹システムは、業務の根幹を支えるため、24時間365日安定稼働させる必要があります。
    しかし、従来はデータセンター1拠点にオンプレミスのシステムを構築しており、災害時のリスクがありました。
    AWSは複数の物理的に分離されたデータセンター(リージョンとアベイラビリティゾーン)を持ち、冗長性を確保しています。

運用保守課題

  • 急な負荷に耐えられる無駄のない基盤の確立

    EC需要の拡大によりシステム性能と拡張性が重要となっており、サーバ負荷の増加に対応できる柔軟なアーキテクチャが求められていました。
    AWSのAuto Scaling機能の活用によりアクセス集中や負荷増大時に最適なサーバ台数での運用を行うことができています。これによりコストを抑えつつ、システムの安定稼働を支えています。

  • ハードウェア製品保守からの解放

    オンプレミス環境では、定期的な基盤更改作業が必要となり、保守サポート終了時には高いコストが発生していました。
    クラウドベースのソリューションへ移行することで常に最新の技術を活用できるようになりました。FISでは柔軟で効率的な運用を実施しています。

▶構成の概要

パフォーマンスと拡張性を高めるための構成

AWSクラウドへの移行に伴い、Application Load BalancerおよびNetwork Load Balancerを活用し、Auto Scalingの設定を行いました。
この設定により、CPU負荷が高騰した際には、事前に設定した条件を満たすと自動的にサーバを増強します。

高い可用性を実現するMulti-AZ構成

システムの可用性を高めるために、Multi-AZ(複数のアベイラビリティゾーン)構成を採用しました。
この構成により、災害対策を含む高い可用性を実現し、データセンターが被災した場合にも迅速に対応できる体制を整えています。

構成図

▶結果と利点

プロモーション施策に応じてサーバの稼働台数を調整し、コスト削減を達成しました。アクセスが集中する際には自動でスケールするため、サービスの継続が確保されています。
またMulti-AZ構成により、リージョンでの障害発生時も問題なく稼働できます。
クラウド環境のため、ハードウェア保守や更改作業が不要になり、経費管理と管理業務の効率化が改善されました。

導入のご検討について

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